
正面に写っているのは、ダミーの鍵穴です。
ドアの表面に両面テープで張っているだけなので、ドアを開けようとしてこの鍵穴をいじっても時間の無駄というものです。
このような商品が数百円で販売されています。
もちろん手慣れた泥棒ならば、ひと目見ただけでダミーとわかるでしょう。
このようなものに無駄な時間を費やすわけはありません。
ただ、このようなものが付いているということは、まったく防犯意識がないというわけではなく、ある程度の防犯意識を持っているということ。
ということで、何もないよりも泥棒にとっての抑止力になるかもしれません。
この商品について興味のある方は 『ダミー』 『鍵穴』 で検索してみてください。
本題はここからです。
じつはこのダミー鍵穴は、泥棒うんぬんというよりも、ドアに誤って開けられた穴を隠すために取付けられたようです。
自分で鍵を取付けようとしたところ、うまく取付けられなかったというような感じでした。
早い話が、ぼろ隠しというわけです。
一般の方がドアに錠を追加しようとするときには、扉の中に錠を納めるタイプのものではなく、扉の外側に錠を追加するタイプのものを選んだほうが取付けやすいはずです。
そのような錠は 『面付錠』 で検索してみてください。

以前紹介した植栽に比べると、こちらのほうは防犯に考慮した植栽といえます。
植えられているのは、常緑針葉樹のエレガンテシマあたりだと思います。
成長すると4~5メートルになる木ではありますが、きっちり手入れがされているのようなので、2階ベランダに届くまで放って置かれることはないでしょう。
さらに、この植栽部分をねらって監視カメラが設置されています。
しかも、この監視カメラは、カメラの存在自体が目立つように、かつ簡単には手が届かない高さに設置されています。
これならば、不審者も躊躇するはずです。
建物の近くに植栽を施すには、このぐらいのことを考えておくべきでしょう。