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他山の石 町で集めた建築失敗事例集
住まい作り、住宅建築、リフォームなど、参考になれば幸いです。
サッシのクレセント
20090609 011

最近竣工したマンションの窓を、外部の公道上から写したものです。
写真のほうは望遠レンズで狙って写したものではなく、コンパクトカメラで気軽に写したものです。

まず、公道上からこのような写真を、気軽に写せるということに問題があると思います。
勝手に写真を写しておいてなんなのですが、あまりにも無用心であり、プライバシーの欠けらも感じられません。
なにかしらの方策が必要でしょう。

さらに、このサッシのクレセントです。
このクレセントは、ごく普通のクレセントのため、ガラスに小さい穴を開けて棒を差し込めば、クレセントを開錠することができます。
そして、そのようなクレセントであるということが、公道上から簡単にわかってしまっています。
このままではまずいでしょうね。

このような場合、この窓周りにはなんらかの防犯対策を施しておくべきです。
簡単な防犯対策として、サッシのクレセントをキー付きに換える方法があります。
キー付きクレセントならば、ガラスに穴を開けられて棒を差し込まれても、クレセントを開錠することができなくなります。

このキー付きクレセントへの交換は、一般住宅のサッシでも可能な方法です。
サッシの防犯性を高めてみたい方は、考えてみてもよい方法ではないでしょうか。


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ジャロジー窓 その3
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こちらもマンションの外廊下に設けられていたジャロジー窓です。
このジャロジー窓は、取付け高さが通常の窓よりも高いことから、ユニットバスに設けられた窓だと思います。
窓の下端まで150cm程度でしょうか。
このくらい高いと、空き巣狙いも躊躇する可能性があります。

一般の方が、この窓から屋内に入り込もうとすると、脚立が必要になるはずです。
さらに、室内側の窓台に物を満載しておけば、より躊躇する気持ちになるのと思います。
それはユニットバス内部に物を落してしまうと、けっこう大きな音がするからです。

ということで、このジャロジー窓には面格子が設けられていないのではないかと思います。
しかし、面格子なしのジャロジー窓というものは、防犯対策が施されていないのと同じこと。
このような窓でも、安心せずに面格子を設けるようにしてください。

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