
以前紹介した植栽に比べると、こちらのほうは防犯に考慮した植栽といえます。
植えられているのは、常緑針葉樹のエレガンテシマあたりだと思います。
成長すると4~5メートルになる木ではありますが、きっちり手入れがされているのようなので、2階ベランダに届くまで放って置かれることはないでしょう。
さらに、この植栽部分をねらって監視カメラが設置されています。
しかも、この監視カメラは、カメラの存在自体が目立つように、かつ簡単には手が届かない高さに設置されています。
これならば、不審者も躊躇するはずです。
建物の近くに植栽を施すには、このぐらいのことを考えておくべきでしょう。

マンションのベランダに取り付けられたルーバーフェンスです。
このルーバーフェンスは木製で、ルーバーが固定されているタイプでした。
これは住んでいる方が、ホームセンターなどで購入してきたものでしょう。
このようなルーバーフェンスで、ルーバーが固定されているタイプの場合、ルーバーの向きをどちらにするのかという問題があります。
こちらでは、外部から見上げる視線を遮るように設置されています。
ということは、外部から見下ろされた場合は、ベランダ内部が見えてしまうということで、実際に道路からベランダ内部をうかがうことができてしまいました。
だからといって、この向きが間違えとはいえません。
それは、この向きが外部から光を取り込むのに適した向きであるからで、これが反対に向いていたとしたらベランダ内部が暗くなっていたと思います。
このようにルーバーフェンスには、ルーバーの向きという問題があります。
このことの解決策として、ルーバーの向きを変えられる、可動式ルーバータイプがあります。
ただし、可動式となると簡易な木製タイプではなく、お値段高めのアルミ製が中心になると思います。
また、塗装などのメインテナンスや長持ちということを考えると、アルミ製でしょう。