
床に敷かれているのは、ベランダタイル、バルコニータイル、ユニットタイルなどと呼ばれている、ユニット状の既製品です。
こちらはテラスやベランダなどのような場所のように、しっかりした床の上ではなく、土の上に砕石などを敷いて、その上にベランダタイルを敷いたもののようです。
床の波打ち具合を見るとプロの仕事ではなく、一般の方の仕事でしょう。
きっと、砕石を突き固めて、平らに均す作業が不足したのだと思います。
それはそれとして、ここでの問題は外流しの高さです。
砕石とベランダタイルを敷いて、地面の高さが上がってしまったのにも関わらず、外流しのほうは元のままの高さです。
結果、しゃがんだ足元よりも、バケツのほうが下になってしまっています。
これでは使いにくい外流しではないでしょうか。
使いにくいだけでなく、足が水に濡れてしまうでしょう。
ベランダタイルを敷くときには、床の高さ関係にご注意ください。
ベランダに外流しがある場合は、外流しの高さを上げてしまいましょう。

スロープにフェンスが設置されています。
そのフェンスは、スロープに対して垂直となっています。
スロープにフェンスや手すりを設置するには、写真のようにフェンスをスロープの傾斜に対して垂直に設ける場合と、フェンスをスロープの傾斜と関係なく絶対的な垂直に設ける場合があります。
スロープの傾斜に対して垂直に設けるほうは、スロープの傾斜が緩いときに用いられることがある方法で、スロープの傾斜がきつくなったり、さらに階段の場合では、絶対的な垂直に設けられている例がほとんどでしょう。
写真の場合では、スロープの傾斜が緩いためフェンスを傾斜に対して垂直としたと思うのですが、残念なのはスロープの端部です。
スロープの端部が車路側に出っ張ってしまったため、フェンスの端部にトラ模様のテープが貼られていました。
さらに、そのそばにポールが絶対的な垂直に立っていて、フェンスとちぐはぐは風景になってしまっています。
こちらでは、フェンスは絶対的な垂直に設けたほうがよかったように思います。