
こちらは車止め専用部材の例です。
ここでは、先日紹介した、地先境界ブロックを流用した車止めとの違いを挙げてみます。
まず、タイヤが接する部分の形状が、地先境界ブロックが地面と垂直なのに対して、車止め専用部材のほうはタイヤの形状に合わせるように斜めになっています。
この形状ならば、タイヤで車止めが水平方向に押されるのではなく、タイヤで車止めが地面に押し付けられるようになります。
もう一つの違いは、写真のような車止めは、地面にボルト止めされているということです。
写真で、黄色く囲っているところがキャップになっていて、このキャップを開けるとボルトが見えてくるはずです。
このボルトは、コンクリート部分を貫通して、アスファルトの部分にまで達しています。
つまりこのボルトは、車止めを地面に固定するためのアンカーボルトというわけです。
地先境界ブロックを流用した車止めが接着剤で接着されているのに比べると、かなりしっかりと固定されているといえます。
問題は、このような車止めは、単なるコンクリートの塊のような地先境界ブロックよりも高価であるということと、ボルト止めのほうが接着剤止めよりも手間がかかる・・・工賃がかかるということです。