他山の石 町で集めた建築失敗事例集
住まい作り、住宅建築、リフォームなど、参考になれば幸いです。
散り抉り
20071005 007

散り抉り(ちりしゃくり、ちりじゃくり)と読みます。

散り(ちり)というのは、写真でいうと壁面とドア枠に生じた段差の、差の部分のこと。
隣り合った二つの面に生じた段差の、差の部分のことを散りといいます。
写真の場合だと、ドア枠は壁面よりも15mm程度出っ張っているため、ドア枠の散りは15mm程度となります。
ついでながら、隣り合った二つの面が同じ高さで納まっている場合は、面一(つらいち)で納まっている、同じ面(つら)で納まっているなどといいます。

蛇足ながら、ハードカバーの本の表紙の部分が、中身よりもひと回り大きくなっていることがあります。
その、ひと回り大きくなっている部分のことを、散りというのと同じことでしょう。

そして、抉り(しゃくり)というのは、作里などと書くこともあって、溝のことをいいます。
抉りの代表的なものとして、敷居や鴨居に設けられた溝があります。
あの溝は、抉りカンナで抉られた溝で、建具を走らせるための溝(レール)です。

ここで写真です。
散りの面の部分に抉りを設けて、壁面のタイルを抉りの中に延長してみたらどうでしょうか。
そうすれば、壁面のタイルの目地が、散り際で割れることもないでしょう。

これは、昔から行われている手法で、塗り壁を柱に当てて止める場合に、柱のほうに散り抉りを設けておいて、塗り壁を散り抉りの中にまで納めてしまう手法です。

ここで、それができないのなら、タイル壁の散り際は目地ではなく、シーリングで納めるべきでしょう。
単純に突きつけて納めるだけでは、絶対に目地が割れてしまいます。



テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

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