
写真の部材は集成材というもので、小さい部材同士をフィンガージョイントという方法で組み合わせて作ったものです。
組み合わせる部分には接着剤が塗布され、材と材がしっかりと組み合わされるようになっています。
またフィンガージョイントでは、単純に部材同士をつき付けるよりも接着面積が増えるということもあります。
このような方法をとると、小さい部材を組み合わせて大きな部材を作ることができるというわけです。
ここで覚えておいて欲しいことは、一般に集成材を作るのに用いる接着剤は、水に強くないということです。
写真は一晩雨ざらしにしておいた集成材を、手で引っ張ったところです。
あっさりと外れてしまいました。
写真はいささか極端な例であるかもしれません。
また、水に強いような接着剤を用いたも集成材もあります。
とはいえ、一般に集成材というものは、無垢材よりも水に弱いものと考えておいたほうがいいでしょう。