
廊下居室間に設けられたドアの下部です。
廊下居室ともにフローリング仕上であり、床の仕上がり高さは同じということで、ドアの下部には敷居は設けられていませんでした。
ここで問題なのはフローリングの継手の位置です。
ここではフローリングを廊下と居室の境目の中心線で、継いでしまっていました。
中心線で継いでしまいたい気持ちもわからないでもないのですが、中心線で継いでしまうとまずいことが起きてしまいます。
それは、一般にドアというものは、部屋間の中心線にきていないということです。
写真に引いた白線が、ドアが閉じたときの位置です。
この位置だとフローリングの継手とずれてしまい、ドアを閉じたときに見っともないことになってしまいます。
今回は廊下居室ともに同じフローリングなので大きく目立ってはいませんが、廊下と居室のフローリングが違っていた場合は、かなり見っともなくなっていたことと思います。
部屋の境でフローリングを継ぐ場合、継手を部屋間の中心線ではなく、ドアの位置に合わせるべきでしょう。