
傾斜地の上に建っているお宅です。
見晴らしは最高で、これがここに住まいを構えた大きな理由ではないでしょうか。
当然のように開けたほうに、木製のテラスが設けられていました。
こちらの傾斜地は南側に面しているため、日当たりは最高です。
それなのに、なぜに物干しが建物脇に設けられているのでしょうか。
きっと、傾斜地のほうは日当たり良好だけでなく、風当たりも良好なのでしょう。
下界ではそよ風程度のときでも、上のほうでは強風ということなのではないでしょうか。
そのため、風を避けるように建物脇に、物干し金物が後から設置されたと考えて間違いないと思います。
このようなロケーションでは、屋内に物干しスペースを設けることを、計画段階から考えたほうがいいでしょう。
日当たり良好を活かした、半屋外半屋内のような物干しスペースを作るといいでしょう。
建物を建てる際には、日当たりのことだけでなく、風当たりのことも考えてみてください。